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願成寺

願成寺
古い歴史をもつこのお寺は、壬申の乱で功績を上げた村国男依の発案により創建されたといわれています。
聖武天皇の時代に大仏の鋳造が計画され、家臣の一人が命を受け優秀な仏師を捜して全国を旅していました。願成寺を参詣したところ、夢に観世音菩薩が現れて「明日、西に向かって行け。そこで会った童子(子供)が大仏を造るのに必要な人材だ」と告げられました。翌朝お告げのとおり西に向かって歩いて行くと、川で牛に水を飲ませている童子に会いました。そこで用件を告げると、童子は黙って河原に大仏の絵を描きました。この童子のような男が「日野金丸」という仏像の鋳造師だったのです。日野金丸は都に行き無事大仏を完成させました。彼の功績により聖武天皇から命じられた僧行基が七堂伽藍を造営したと伝えられています。
その後度重なる兵火にあい伽藍のほとんどは焼失してしまいました。
しかし仏像などは戦火を免れ現在も十一面観世音菩薩立像をはじめ金剛力士立像など多くの文化財が残されています。

●中将姫誓願ザクラ・・・国指定天然記念物
●木造金剛力士立像・・・岐阜県指定重要文化財
●木造十一面観音立像・・・岐阜県指定重要文化財
●木造大日如来坐像・・・岐阜県指定重要文化財  他

中将姫誓願桜

中将姫誓願桜
中将姫誓願桜
願成寺境内にある中将姫誓願桜は、山桜の変化したものと言われており花弁の数が20~30枚と多く国の天然記念物に指定されています。
名前の由来となった中将姫は、継母からの迫害を逃れて各地を転々とした後、願成寺を参詣しました。この時中将姫は心労と長旅の疲れで病にかかっていましたが、たちまち治りました。そこで感謝の意と後世の女性たちの守りとなるよう誓願をこめて1本の桜を植えられました。これが中将姫誓願桜です。
今でも4月上旬の桜の季節になると繊細な花を咲かせます。

詳細

拝観時間
9:00〜17:00
拝観料
無料
拝観休み
無休
アクセス
JR岐阜駅(14番乗り場)または名鉄岐阜駅(6番乗り場)から「B74大洞緑団地」行バス乗車。「光輪公園口」下車徒歩10分
料金:片道620円
運行間隔:約30分毎 所要時間:35分
駐車場
有り
住所
岐阜市大洞1-21-2
問い合わせ
058-243-2154

地図

参考リンク

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